映画『猿の惑星』はこの順番で見ろ!公開順・時系列の完全制覇ガイド
猿 の 惑星 順番をどう整理して鑑賞すべきかという悩みは、半世紀以上にわたる壮大な神話を前にしたすべての映画ファンが一度はぶつかる壁だ。1960年代の伝説的な幕開けからリブートの成功、そして新章の幕開けに至るまで、このフランチャイズは常に映画界の最前線を走り続けてきた。映像技術の進化と重厚なドラマが織りなすサーガは、単なる娯楽の枠組みを超え、現代社会の歪みを映し出す鏡として機能している。
世代を超えて愛される巨大フランチャイズだからこそ、初見の観客が猿 の 惑星 順番を正しく把握できるかどうかで作品体験の質は劇的に変わる。公開順で辿る映画史の進化を追体験するのか、それとも劇中のタイムラインに沿って時系列で没入するのか。それぞれのルートに唯一無二の魅力が存在する。
公開順か時系列か?『猿の惑星』シリーズ全作の鑑賞ルート徹底解説
シリーズを網羅するアプローチは大きく分けて2つある。映画の製作年順に追う「公開順」と、物語内の歴史を時系列で辿る「年代順」だ。
公開順で観るメリットは、映画製作技術とストーリーテリングの進化をそのまま体感できる点にある。1968年のオリジナルから特殊メイクの限界に挑んだ旧5部作、2001年のティム・バートン版、そしてCGとパフォーマンスキャプチャーが融合した現代のリブートシリーズへと連なる流れは、圧巻の映像体験をもたらす。
【公開順リスト】
1. 『猿の惑星 (1968年の映画)』
2. 『続・猿の惑星』(1970年)
3. 『新・猿の惑星』(1971年)
4. 『猿の惑星・征服』(1972年)
5. 『最後の猿の惑星』(1973年)
6. 『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001年)※単独リメイク
7. 『猿の惑星:創世記』(2011年)
8. 『猿の惑星:新世紀』(2014年)
9. 『猿の惑星:聖戦記』(2017年)
10. 『猿の惑星/キングダム』(2024年)
一方で、作品世界の年代順を追う時系列ルートは、人類の凋落と猿類の台頭というディストピアへの変遷をダイレクトに味わえる。リブート三部作(『創世記』『新世紀』『聖戦記』)で描かれたシーザーの伝説から、数百年後の世界を描く『猿の惑星/キングダム』へと繋ぎ、最終的に1968年の旧作へと至る円環のタイムラインは、物語の因果関係をより深く理解させ惹きつける。
初心者が絶対失敗しない最短ルート:新三部作から入るべき明確な理由
「全10作を観る時間はないが、シリーズの真髄を味わいたい」という初心者には、2011年の『猿の惑星:創世記』からスタートするリブート三部作がベストだ。旧作の知識が一切不要でありながら、ドラマ性、映像美、哲学的テーマのすべてが現代最高峰のクオリティで完成されている。
この三部作は、高度な知能を得た一頭のチンパンジー・シーザーの誕生から、過酷な闘争を経て新たな文明を築くまでの半生を描き切った傑作だ。これを鑑賞した後に『猿の惑星/キングダム』を観れば、シーザーの残した思想がいかに変容し、新たな世代に受け継がれたかが痛いほど鮮明に理解できる。
もし旧作特有のレトロなSF感や衝撃の結末を味わいたいなら、まずは1968年の第1作だけを単体で観るのも悪くない。そこから興味が湧いた段階で、旧シリーズの続編やリブートへと手を広げていくのが最も挫折しない鑑賞スタイルだ。
1968年の原点から読み解くディストピアの衝撃とハリウッド映画産業の軌跡
フランスの作家ピエール・ブールによる原作小説を映画化した『猿の惑星 (1968年の映画)』は、当時のハリウッド映画産業に凄まじい衝撃を与えた。名優チャールトン・ヘストンが演じる宇宙飛行士テイラーが辿り着いた未知の惑星。そこで繰り広げられる人間と猿の立場逆転劇は、冷戦下の核戦争の恐怖や人種差別問題を鋭く風刺した傑出したSF映画だった。
ラストシーンに待ち受ける映画史屈指のドンデン返しは、現代の観客が観ても色褪せない。20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)が打ち出したこの破格のヒット作は、その後4本の続編を生み出し、ハリウッドにおけるフランチャイズ展開のパイオニアとなった。
低予算化に苦しみながらもタイムパラドックスを取り入れた旧作群の挑戦は、現代のシネマティック・ユニバースの原型とも言える。荒削りながらも強烈な反戦メッセージを放つ初期作群には、今のCG大作にはない生々しい迫力が宿っている。
モーションキャプチャーの革命児アンディ・サーキスと新世代監督ウェス・ボールの手腕
シリーズが21世紀に完全復活を遂げた最大の立役者は、名優アンディ・サーキスに他ならない。彼が演じたシーザーの瞳には、言葉を話せぬ動物としての葛藤から、指導者としての苦悩、そして老境の哀愁までが完璧に宿っていた。アカデミー賞の俳優部門にデジタルキャラクターがノミネートされるべきだという論争を巻き起こしたほど、その演技力は映画史を塗り替えた。
そして物語のバトンを受け継いだのが、俊英ウェス・ボール監督だ。『メイズ・ランナー』シリーズで培ったスピーディーな演出力を活かし、『猿の惑星/キングダム』ではシーザー亡き後の広大な自然と荒廃した人工建造物が共存する世界を圧倒的なリアリティで構築した。
ウォルト・ディズニー・スタジオ傘下となった20世紀スタジオが放つ新たなビジョンは、旧来のファンを納得させつつ、まったく新しい世代を劇場へ引き込むダイナミズムを宿している。
Disney+とAmazonプライム・ビデオを活用した効率的な配信視聴ガイド
『猿の惑星』シリーズを一気見する上で、現在最も効率的なプラットフォームはDisney+(ディズニープラス)だ。権利元であるウォルト・ディズニー・スタジオの配信サービスであるため、1968年の第1作から旧5部作、2001年版、リブート三部作、そして最新作の『猿の惑星/キングダム』に至るまで、シリーズ全作品が見放題でラインナップされている。
一方、Amazonプライム・ビデオでもレンタルや購入の形で全作が網羅されており、観たい作品だけをピンポイントで視聴したいユーザーには使い勝手が良い。プライム会員向けの見放題対象作品は時期によって入れ替わるため、ウォッチリストに入れて配信状況を定期的に確認することをおすすめする。
まずはDisney+で新三部作を一気に鑑賞し、そのまま『キングダム』へと進むのが、現代の配信環境を最大限に活かしたスマートな攻略法と言えるだろう。 (出典: 猿 の 惑星 順番(Yahoo!ニュース))