世界を揺らした龍神NIPPON!男子バレー全日程と放送を徹底総括
ネーションズリーグ バレー 男子 日程2023は、日本男子バレーボール界の歴史を塗り替える運命のターニングポイントとなった。国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する最高峰の舞台で、フィリップ・ブラン監督率いる日本代表「龍神NIPPON」は世界の強豪国を次々と撃破。日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。
主将の石川祐希を中心に、若き至宝の髙橋藍、爆発力を誇るオポジット西田有志がコート上で躍動したネーションズリーグ バレー 男子 日程2023の激闘は、パリ五輪出場権の獲得へと直結する極めて重要な試金石となった。地上波やネット配信を通してファンを熱くさせた全試合スケジュールと、快挙の舞台裏を詳しく振り返る。
バレーボール男子ネーションズリーグ2023の全日程と放送・配信予定
バレーボールネーションズリーグ2023(VNL)における男子大会は、2023年6月6日の開幕から7月24日の決勝まで、世界各地を転戦する過密日程で開催された。日本代表戦の全試合は、国内外の複数のメディアでスポーツ中継が行われ、連日大きな反響を呼んだ。
国内の放送・配信環境は極めて充実していた。インターネット動画配信サービスの「U-NEXT」が日本戦全試合および決勝トーナメントをライブ配信し、追っかけ再生や見逃し配信でファンの利便性を高めた。テレビ放送では「BS-TBS」が日本戦を中心に中継枠を編成。国際バレーボール連盟公式のストリーミングサービス「Volleyball TV(VBTV)」では、世界中の全対戦カードが高画質で配信された。
予選ラウンドからファイナルラウンドに至る主要な対戦スケジュールは以下の通りである。
【予選第1週・日本ラウンド(名古屋)】
・6月6日:日本 3-0 イラン
・6月9日:日本 3-1 セルビア
・6月10日:日本 3-0 ブルガリア
・6月11日:日本 3-1 フランス
【予選第2週・フランスラウンド(オルレアン)】
・6月20日:日本 3-1 カナダ
・6月21日:日本 3-0 キューバ
・6月22日:日本 3-2 ブラジル
・6月24日:日本 3-2 アルゼンチン
【予選第3週・フィリピンラウンド(パサイ)】
・7月4日:日本 3-2 中国
・7月7日:日本 3-1 オランダ
・7月8日:日本 1-3 イタリア
・7月9日:日本 0-3 ポーランド
【ファイナルラウンド(ポーランド・グダニスク)】
・7月21日(準々決勝):日本 3-0 スロベニア
・7月22日(準決勝):日本 1-3 インドネシアではなくポーランド
・7月23日(3位決定戦):日本 3-2 イタリア
予選ラウンド10連勝:名古屋から始まった奇跡の快進撃
名古屋で迎えたホーム開幕週、龍神NIPPONは怒涛のスタートダッシュを決めた。アジアの宿敵イランをストレートで退けると、東京五輪金メダルのフランスからも金星を奪取。日本ホームの大歓声を背に4戦全勝を飾り、勢いそのままに第2週のフランス・オルレアンへと乗り込んだ。
ハイライトは6月22日、世界ランキング上位に君臨し続けてきた南米の巨人ブラジルとの死闘だ。フルセットの末に勝利をもぎ取った瞬間、主要国際大会において実に30年ぶりとなる歴史的勝利が刻まれた。続く強豪アルゼンチンも撃破し、開幕からの連勝記録は「10」まで伸長。世界中に衝撃を与えた。
46年ぶりの表彰台!フルセットの死闘を制した3位決定戦
ポーランドのグダニスクで開催されたファイナルラウンド。準々決勝でスロベニアを3-0のストレートで一蹴した日本は、準決勝で地元ポーランドに屈したものの、3位決定戦で世界王者イタリアと相まみえた。
一進一退の攻防が続いたフルセットの最終局面、チームを牽引したのは主将の石川祐希だった。勝負どころでバックアタックとサービスエースを叩き込み、イタリアの猛追を振り切る。セットカウント3-2で勝利を収め、主要世界大会では46年ぶりとなる銅メダルを獲得した。表彰台に登った選手たちの笑顔は、日本男子バレーが名実ともに世界のトップ集団へ復帰したことを証明していた。
石川祐希・髙橋藍・西田有志が魅せた世界水準の攻撃力
この大躍進の原動力となったのは、世界最高峰のイタリア・セリエAで揉まれた石川祐希と髙橋藍のダブルエース、そして勝負強さを誇るオポジット西田有志のトリオだ。
石川は大会を通じてベストアウトサイドヒッター賞を獲得。技術、統率力、精神力のすべてでチームの柱となった。髙橋藍は驚異的な守備力でフロアディフェンスを支えつつ、バックアタックのパイプ攻撃で相手ブロックを翻弄。西田は大会中に怪我と戦いながらも、要所で見せる強烈なサーブとスパイクでチームに爆発的な勢いをもたらした。
フィリップ・ブラン監督が植え付けた緻密な戦術と協会の強化
個々のタレント性に加え、組織力としての進化も見逃せない。指揮官フィリップ・ブラン監督は、強固なサーブレシーブを基盤とした「トータルバレー」を徹底。正確なサイドアウト率の向上と、ブロックとレシーブの連動(ディグ&ブロックシステム)を極限まで研ぎ澄ませた。
日本バレーボール協会(JVA)によるデータ分析体制の拡充や、海外挑戦を後押しする環境整備も結実した。かつて高さとパワーに屈していた日本が、緻密な戦術設計と高いスキルによって世界の巨人を封じ込めるスタイルを完成させた。
パリ五輪への布石となった世界ランキングの大躍進
大会開始前の世界ランキング8位から、大会終了後には過去最高となる世界ランキング5位へと一気に浮上した。FIVBの世界ランキングはパリ五輪出場権の配分に直結する極めて重要な指標であり、この躍進がチームに絶大なアドバンテージをもたらした。
強豪国を相手にしても怯まないメンタリティと、勝利を義務づけられた試合を確実に勝ち切る勝負強さ。ネーションズリーグで手にした確固たる自信は、その後の五輪予選や国際舞台へとしっかりと受け継がれる強固な礎となった。 (出典: ネーションズリーグ バレー 男子 日程2023(Yahoo!ニュース))